ナゲブログ

140字をオーバーするときに使います。定期的に更新できるかは謎です。

自分の"牙"は抜けたのか

こんにちは、ナゲです。
今回は、大会への向き合い方が変わったという話を書きました。



・大会で負けたとき


少し前に、友人からこんなことを言われました。

「全国大会で僕が勝ったあと、負けたナゲさんがすぐに反対側から来て、握手をしにきてくれたのがすごく印象的だった。」

と。

最近だと、EVO2018でLostsoulに負けた直後、僕は笑ってLostsoulに握手を求めていました。



言われてみれば、過去の自分からは全く考えられないなぁと。

10年くらい前の僕が今の僕を見たら、ほぼ間違いなく「真剣にやってんのか?」という眼差しを向けていたと思います。

負けたら悔しくて、相手に握手を求めることはできなかった。


大会で負けた直後って、本当にキツいんですよ。

ジョジョ3部のダービー兄弟のスタンド能力で、ゲームに負けたら魂持っていかれる描写みて「敗北直後は魂持っていかれるよねー!!」って共感するくらいキツいです。自分の芯となっていた何かがどこかへ持っていかれて、体に負の感情だけが取り残されるような状態になったり、とにかく今すぐ1人になりたくなったりします。キツいときは本当にキツい。

今でもそういう負け方するときはあるんですけど、なんというか、気持ちよく敗北するときっていうのもあるんですよね。ここまでやってダメなら仕方ねぇ!みたいな。

以前は「負けは負けでしかない。何故自分は、試合前に直すべきポイントに気づけなかったのか。」という悔やむ気持ちしか出てこなくて、苦しくなっていました。


ちょっと嫌な話ですが、自分はもしかしたら、相手を称える行為を「自分の負の感情を軽減するための、なかば言い訳的な行為」としているかもしれません。
スパッと「それは絶対にありえない!!!」と言えたら楽なんですが、敗北直後の気持ちは自分でも正直よくわかりません。ただ、むしろ、そういった面も少なからずあるんだろうなと思います。
気持ちが沈んでスランプに陥る経験を何度も繰り返してるので、自己防衛のためかもしれません。


・取り組み方の正解はわからない。


それでも今の自分の大会の取り組み方は「悪くないかな」(最善かはわからないけど、少なくとも悪い方向には行ってないかな)と思っています。

大会で負けたらすべての試合に対して死ぬほど悔しがって、その試合に臨んだ自分を憎むような取り組み方を続けていたら、今より強くなってたかもしれません。

でも、ゲームが嫌いになってやめてるかもしれません。ゲームをやめて別の趣味を見つけて、今より楽しんでいるかもしれないし、何がどうなっているかわかりません。

負けにどう向き合うのが良かったかは、考えすぎても無駄になるので、考えるのをやめました。

悔しい気持ちが全部消えてるわけでもないし、悔しさと合わせて相手が強かったなぁと思えるタイミングがあるのは、自分にとっても良いことかなと思ってます。気持ちよく大会に臨めることが増えたし、ここ数年同じ取り組み方をして、イベント出るたびに強くなってる実感もあります。自分の今の実力が、結果に反映されやすくなった気がするというか。

僕の場合は、苦しんだら苦しんだだけ必ず強くなれたってわけでもなかったので、それなら今の取り組み方は「悪くないかな」という結論に至ってます。

悔しい気持ちを必要最低限に抑えて、「じゃあ次にどう修正するか」に考えを切り替えていくのが、自分に合ってる遊び方だと思ってます。

息が長いギルティギアシリーズだからこそ、今の取り組み方が出来ているんだろうなと。バランス調整やキャラ追加などで、ゲーム性が定期的にガラッと変わるほうが今は多いでしょうから、同じスタンスで同じゲームに取り組める状況は、意外と少なくなってるかもしれませんね。




実はこの話、数年前から同じ取り組みしてたんですけど、あまり言わないようにしてました。大会で結果が出てきたことに加えて、「今のやり方を変えることも暫くないだろうなー」と思い至って、今回の記事にしてみました。


なるべく結果で応えていきたいので、今後も楽しみながら勝ちにいきます。


それではでは。