ぬり絵勝負
こんにちは、ナゲです。
今回の記事は例え話を基に話を進めてます。
少し新しい試みで書いてました。
・きっかけ
かなり前に、友人からこんな相談を受けました。
「強くなるために、上手い人の対戦動画を見て、難しいコンボを練習しようとしたら、別の友人からは効率良くないよと助言を受けた。
でも私は出来るようになってみたいと思って練習している。どうするのが良いだろうか。」
記憶がだいぶ曖昧なので、大筋しか覚えてないのですが、
少し補足を入れると、別の友人も質問した人と仲が良く、経緯や意図を汲んだ上で助言しており、
実際そのコンボは難易度が高いものの実戦での活用頻度は少ない…という内容だったと思います。
当時の私は、他にも少し話を聞いて「勝つために覚えたほうがいいコンボが他に思いつくのであれば、どちらも練習してみるのはどうでしょうか。やりたいことを何でもやってみるのは良いと思います。」と回答してるはずです。
ただ、限られた時間だったのもあり、これから書く好きな例え話が出来なかったのが悔やまれたので、記事にまとめておこうということで書きました。
これまでは(例え話ばっかりでいいんか…?)という気持ちでずっと書いてなかったんですけど、
「まぁもう…アウトプットできるものはしちゃうか…」と思い始めたのでまとめてみました。ハードル下げていけ。
・ドラ○もんのぬり絵
某ネコ型ロボットのドラ○もんです。
ドラ○もんの線画だけ渡されました。
これを使ってぬり絵をしてください、と。
みなさん何も気にせず好きに塗ると思います。
塗りたい色から始める人もいれば、こだわりたい色を最後に残す人もいるでしょう。
じゃあこれが「ぬり絵勝負」になったらどうでしょうか。
相手がいて、ドラ○もんのイラストを比較される。
更に、時間制限があって、塗るのが遅いと全部を塗りきれません。
出来ることなら短時間で効率良く塗るために、
色を持ち替えることもしたくありません。
最初に何色を使うと、イラストとして完成に近づくでしょうか。
パッと浮かぶのは水色かなと思います。この1色で体の大部分を塗れます。
赤色系統も意外と悪くないかもしれません。首輪・鼻・しっぽ・口の中を塗れそうです。
じゃあ黄色は?
黄色は鈴でしか使えません。
時間いっぱい、こだわりを持って鈴だけ塗ったとして、
対戦相手が水色を使ってそれなりに普通に塗っていた場合、どっちが勝つでしょうか。
はい、大体こんな感じの例えです。
細かく設定を詰めると時間かかるので、ニュアンスだけ掴んでもらえれば幸いです。
・何が言いたいのか
この例えを用いて言いたいのは大きく3点です。
■勝つために優先したほうがいい色がある
対戦相手が存在して、比較して、勝ち負けが決まる遊びである以上、避けられない。
ポイントなのは「自分が塗りたくない色でも」ということです。
■「塗りたい色」と「勝ちやすい色」は違っていることがある
ありえる話、というかこっちのほうが多いかもしれない。
両方が合致してるのは運が良いと思います。
■視野を広く持ったほうが良い
自分によくあるケースで「一か所に集中しすぎる」がある。
ドラ○もんの例なら、赤色系統の塗りに集中しすぎて水色を放置する…とかそんな感じ。
ある程度で区切りを付けて、他の色を塗ったほうがいいんだろうなと思う。
はい、この3点です。
「やりたいこと」と「やるべきこと」を区別しとくと楽じゃないかな、という話でした。
もうこの話、別の記事で書いてね…?
限られた時間の中でそれぞれの面から課題を発見して、
やり繰りしてくのが上達に繋がる道かな~と思うのです。
他の記事でも何度か書いてますが、上達や成果を得るためにも「継続」が必須だと思ってるので、
「やるべきことだから」という理由だけで考えたくない色を延々考えてしまい、
目の前の塗りたい場所を放置することが苦痛になる…なら本末転倒かもしれません。
そもそも色を塗ること自体が嫌になって何も塗らなくなる可能性だってあります。
かと言って「自分がやりたいことだけやって勝負に勝てない」という逆パターンもめちゃくちゃありえるので、
やっぱりバランス感覚が大事なんだろなぁと思うのです。
むしろ強烈なこだわりが上達に繋がるケースもあるので、「効率が悪くてもやりたいこと」は把握しておいたほうがよくて、
「やっちゃだめなこと」へ安易に位置づける必要もない、とも思ってます。
さっきのドラ○もんの例だと「とんでもねぇ光りを放つ鈴」一本で他が疎かでも勝負に勝つ…みたいなのもあるかなと。
あと、他の部分を考えるのは、結果的にやりたかったことの成果に繋がる場合もあります。
ぼくがギルティギアシリーズでファウストを使って遊ぶとき、「アイテムを駆使してコンボ選択する」のが一番楽しい瞬間の部類に入りますが、
勝負事なので勝つことを考えつつ、よりハイレベルな対戦相手でその瞬間を得るためには、
「打撃と投げを用いた崩し」「画面端の鳥かごの位置取り」「ゲージ配分」「対空」「被起き攻め時の防御方法」なんかも結局求められるわけです。
そういう他の部分があってこそ、やりたいことが出来ているという自覚もあります。
考えながら対戦するのすっげぇ嫌でしたけどね。
意識割きすぎると動きが重くなるし、やりたいこと自体へ影響でることもありますから。
というわけで以上です。
ほんとは元々「人体を全部描けるかな勝負」という例えだったんです。
「足の小指だけちゃんと描けてる絵よりも、パースおかしくても全身描かれてるほうが勝負的には勝ちやすいはず」
とかそんな話でした。いやわかりにくいのでは?となり表現を変えてみました。
改めて書くと当たり前のことな気もするけど、
きっと実際の取り組みとしては難しいのだろうなとも思うんですよね。自分も上手くやれてるとは言えないですし。
ドラ○もんを何百、何千、何万枚と塗ってるとわからなくなっていくのかもしれません。
それでは。