ナゲブログ

140字をオーバーするときに使います。定期的に更新できるかは謎です。

「鈍化」という選択肢

こんにちは、ナゲです。

今回は自分がたまにやる「鈍化」というちょっとだけ特殊な選択肢の話です。
他の言い方がわからなかったので、勝手に名前をつけました。


・「鈍化」って何だ。

特定の場面において、咄嗟の選択肢を全く使わない、あえて何もしないという行為を指します。

例えば、相手の攻撃を捌くために、普段なら打撃暴れ・バクステ・ジャンプなどを使い分ける場面で、あえて何もしない。ただただガードする時間を増やします。
いつもなら投げ返そうとしたり、咄嗟に対空したりする場面で、あえて何もしない。
確定で反撃できるところだけ判断する。

似たような選択肢の「様子見」とはちょっとだけ違います。
自分の様子見の定義は「相手の特定の行動を確認し、自分の行動を選択するために待ち構える行為」ですが、鈍化は「相手がどう動いていようが、その場にいる行為」を指します。レバーを後ろに倒してガードのみを選択します。明らかに反撃できるときだけ行動を変えます。

被起き攻めで「何もしない」(ただガードし続けようとする)という選択肢を取ることがありましたが、立ち回りでも、その場にただ居続けるという選択肢を取ることも増えました。

普段なら選択肢を選んで行動する場面で、自分の判断を遅らせて何もしないので「鈍化」という表現にしてみました。

一見すると「後手に回るだけであんまり意味がないのでは??」と思われそうですし、実際やる場面も多くないのですが、明確な意思を持って「鈍化」するときがあります。


・いつ使うのか。

"良い手癖"を狩るのが上手い相手に対してのあえての選択肢として使います。

"良い手癖"というのは、例えば相手が密着してて自分が先に動けそうなら投げを入力するとか、相手が空中ダッシュしてるから対空をするとか、大体正解となる咄嗟の判断を指しています。

ギルティギアのゲーム性では、そこそこ良い選択肢を咄嗟に選ぶことが多く求められると思っています。
(他の格闘ゲームをあまりやってないので限定してます。)

ただ、そういった手癖に対して、明確にリスクを負わせてくるプレイヤーが存在するんですね。

ちはやふる』で言えば"感じの良い人"でしょうか。実際のプレイヤーでいうともっちーさんとかT5M7さんかな。

例えば、ソルが空中ダッシュ黄RCで暗転確認をして、相手が何もしていないのを確認して、咄嗟に対空されることを想定して打撃を出さずにブリッツを選択するとか、ですね。

「反応が良い人」ってのがイメージしてもらいやすいかなと思いつつも、自分の中では少し違ってて、「読み合いとして判断できるポイントが人より細かく存在してて、咄嗟の局面でも選択肢を切り替えられる人」…のほうがしっくりくる言い方です。反応が良いというか、他の人と少し視点が違う…かなぁ。

咄嗟の状況なのに「この状況は、こうしよう」をこえて「この状況は、こうしようと思ってたけど、相手がうまいから、こっちにしよう」みたいな判断をしてくる層がいるという感じですね。たくさん居るわけでは無いですが、実際に居ます。

で、僕はそういった局面で、より速い判断をして勝つことを半ば諦めていて、代わりに「何もしない」という選択肢を意図的に選んでるんですね。
強いプレイヤーがしそうな行動をあえてしない。相手が想定するであろうレベルをわざと下回っちゃう。

前述したとおり、「鈍化」することは実際あんまり無くて、大抵は"良い手癖合戦"に持ち込んで、対戦量や経験を重ねているという僕なりのアドバンテージを押し付けて勝つプレイングが多いです。
相手に咄嗟の判断合戦で勝てない、もしくは自分の手癖を露骨に狙ってきていると思ったら、選択肢の1つとして使い始めます。

どんな相手でも咄嗟の判断合戦で競り勝ちたいという気持ちはありますけどね。それは理想でしかないし実現するには時間がかかりすぎる。「鈍化」は、自分が出来る範囲で勝ちにいくならこうかなー…という選択肢として使ってます。相手の長所が活きる場面で戦わなかったり、長所を短所に変えちゃうような展開作りのほうに注力してます。

あえて何もしないって、最初結構苦労しました。展開速くなりがちなので咄嗟に反応して行動しちゃう。でも、意識したらできるようになったし、相手のリズムをずらす目的としてはなかなか良いかなと思ってます。


こんなこともしてますよ、という話でした。
それでは。