「アドバイス」を薬にするために
こんにちは。ナゲです。
前回の記事の続きとして、僕がアドバイスを貰うときに意識していることをまとめました。
別の記事でも似たような話を書いてるので、よかったらそちらもどうぞ。
<前回の記事>
nage.hatenablog.com
<関連記事>
nage.hatenablog.com
それでは早速つらつらと書いていきます。
・聞く人を絞る。
僕がアドバイスを求めていたときによくやってしまっていた失敗の1つに、不安すぎてとにかく色々な人に聞きまくったことがあります。
もちろん、色々な人から聞いたら、色々な視点で有益な情報が取得できる可能性も上がります。
ただ、受け手が自分1人なのは変わりませんし、効率的な進め方がわからないからこそ沢山の人に聞いてしまうわけでして、意見の捌き方もわからないので情報量の多さに混乱してしまう可能性があります。というか混乱していました。
聞く人を絞るというのは、情報を取捨選択する手間を省くことにも繋がります。
出来ることなら、信頼できる誰かに対して、アドバイスを求めるようにしたほうがいいと思います。かつ、対戦を定期的に見てもらう機会がある人ですね。
言われたことを即日対応できる場面はあまり無く、1週間単位や1ヶ月単位なんかで、修正できているか・修正する意識が持てているか・意識から外れてしまってないか…あたりをチェックしてもらえると良いと思います。聞いて満足しないよう、確認してもらうタイミングを持つことが大切です。
「信頼できる」と一文加えたのは、アドバイスを貰いすぎることで負担になるなら、質問した人に情報量が多くて処理しきれないことを正直に伝えられる関係性のほうが良いと思ったからです。
聞いた以上は、実際に取り組んでみた上で、このまま継続して取り組むか取捨選択していくことが必要だと思うので、「自分でもあんまり納得できてないけど、この人が言うならとりあえずやってみるか」と考えられたほうがいいかなとも思います…w
あとは、アドバイスを出す側にリソースを割いてもらうことにもなるので、なるべく自分なりに整理して聞くようにしてました。相手からの回答の粒度は、自分からの質問の粒度でも変わっちゃうので。整理することが自分の考えを見直すきっかけにもなります。
・そんな奴ァいねぇ!!
「そもそも定期的に見てくれる人がいない…」「聞く人が絞りきれない…」「もう誰も信じられない…」という場合には、前記事で書いたように自分が直したい項目や人から聞いた項目をとにかくメモっておき、自分で優先度を決めて取り組むのも良いと思います。僕もしばらくはこの取り組み方でした。
自分的にポイントとしていたのは、全部やろうとするのではなく、自分なりに優先度を決めて確実に修正していく、という意識でした。
優先度が決められないなら、まずは簡単そうなところから直すとか、出来なかったら一旦諦めて別の項目を直すとか、ってのもやってました。
・「一人で練習する時間があること」を前提にする。
常に誰かに見てもらうのは難しく、むしろ1人で反復練習をしたり意識したりする時間のほうが長いです。
誰かに聞いたら終わりではなく、聞いたことが自分にとって有益か判断したり、実際に自分の選択肢に落とし込むためには時間がかかります。
僕のイメージでは、アドバイスってあくまで方向指示器や加速装置の類であって、すぐにレベルアップに繋がる代物ではないということが多いです。結局、成長するためのリソースは自分から作り出していく必要があります。
あと余談ですが、進むべき道がわかったからこそ、取り組める量が増えていく…ってこともありますが、中には進むべき道がわからなくても、ものすごい量をやれる人も存在してます。
練習に取り組まれる方のレベルにもよりますが、"勝つための手段"を増やすことが勝率に直結するレベル帯(いわゆる初級者~中級者帯だと思っています)は、効率が悪くても成長しようとして何とか反省点を見つけてガムシャラにプレイしている人が強くなっていくと思います。
"勝つための手段"というのは、コンボのダメージを上げるとか、セットプレイを覚えるとか、システム(バーストやテンションゲージ)を良い場面で使うとか、を指しています。
一定のレベルまでは、勝利という目的を目指すための「手段」を覚えていくことが勝率に反映され、特定のレベルからはその手段を自分で選択しないと勝てなくなっていくと思っているのですが、それはまた別の機会に書きます……と思ったら前に書いてた!!!
よかったらコチラの記事もドウゾ。
<過去の記事>
nage.hatenablog.com
取り組み方にもよるので「プレイ量の多さは裏切らない」とは言いませんが、「裏切らないような取り組み方が出来るプレイ量を、予めこなせるようにしておく」は大事だと思います。
ゲームをやり始めた頃の僕は「強くなる方法がよくわからないけど、いつか気づくかもしれないからとりあえず続けよう」って気持ちでした。
この考えで続けられたのは、今よりネットが普及してなかったからこそかなとも思ってます。他の人が見えないからとりあえず自分のペースで続けられたし、ゲームセンターの常連ぐらいしか顔を知らないし、ゲームセンターならではの交流が出来たのもずっとずっと後でした。最初は、黙々と1人用をプレイしたり、たまーにくる知らない人と対戦したり…のほうが多かったです。
最近は色々なレベルのプレイヤーの取り組み方が簡単に見えすぎちゃってるという印象を受けます。
それが良いところでもある反面、気疲れしやすいんじゃないかな。
てことは今回は以上です。
色々書きましたけど、気負いすぎて「強くなることが義務」みたいな続け方になると、続けること自体の負荷が途端に上がっちゃうと思うのであまりオススメしません。僕は潰れかけました。
「楽しんで続けることが、何より大事だと思います。」
って僕がしょっちゅう書くのは、楽しまずに続けてた時期が本当にキツかったし、あんまり意味もなかったと思ってるからです。
(失敗を振り返って色々な視点を得られたという面で意味はあるけど、取り組んでた期間中にレベルアップしてなかったという面では意味のない取り組み方でした。)
物事を楽しめるようになることもまた、強さの1つだと思ってるので僕はマイペースに遊びます。
それでは。